可処分時間別消費
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突然ですが、皆さんは「可処分時間別消費」という市場分析をご存知でしょうか?
この可処分時間別消費とは、個人が自由に使える時間に応じて生まれてくる消費のことで、「忙しいからこそ売れる」、「暇な人しか買わない」といった相関性に注目する考え方です。
例えば、残業時間が増えたり、これまでよりもワークライフバランスを重視した勤労者が増えたりすれば、どんな消費の変化があるのか、といった話題は、こうした分析から推定できるというわけです。
それでは、この可処分時間別消費という市場分析が注目されてきた背景には、どのようなことがあったのでしょうか。
それは最近、どうやら所得以外の要因が市場動向を左右するケースが増えてきている可能性があるのではないか、という考え方が生まれてきたことに起因するようです。
たしかに、これだけ景気回復が続く中、マクロ的に見て、現金給与総額や消費支出の伸び悩みが続いているという状況からすると、こうした見解に至るのは自然なことなのかもしれないですね。
そんな可処分時間別消費という市場分析の考え方ですが、この市場分析にとどまらず、これをマーケティングに活かしている商品があります。
皆さん、何だと思いますか?
皆さんが絶対に知っているモノです。
ん〜、何でしょう!?
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それは、あの「ビリーズ・ブートキャンプ」です。
このビリーズ・ブートキャンプは、可処分時間の少ない人を意識的に狙ったであろうと思われる商品です。
もちろん、「新兵向けの訓練キャンプ」というコンセプトの新鮮さにも惹かれるのですが、購入者はどうも「7日間集中」という宣伝文句にも惹かれているようです。
このビリーズ・ブートキャンプの1日分は、わずか1時間足らず。
それが「7日間で終わる」という期待感は、可処分時間が少ない人にとっては、強力な購入動機になったことでしょう。
もちろん、あれだけヒットしたのには、これ以外にも様々な要因が絡み合っていると思いますが、この可処分時間もヒットの一因となっているのは間違いないでしょう。
このように、消費者の消費動向を掴むためには、この可処分時間別消費のように、所得以外にも目を向けなければならないことがあるわけです。
特に、レジャー用品などの市場においては、ライフスタイルの変化が大きな影響を与えることも、大いに考えられますよね。
ですから、皆さんも自社の商品やサービスと可処分時間の相関を調査してみると良いかもしれません。
ビリーズ・ブートキャンプのように、可処分時間を意識した上手いマーケティング戦略が見えてくるかもしれませんよ。
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