『フデビン』に見る、流行の自社ビジネスへの取り入れ方

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日本でも昨夏ぐらいから人気が高まってきたTwitter。

その人気は、経営者や政治家、芸能人にまで波及し、一大ブームになっているのはご承知の通りです。

私も昨年の9月ぐらいから本格的に開始しましたが、Twitter上のコミュニケーションから即座に知が創造されていく感覚はこれまでに味わったことが無い感覚ですし、このTwitterを開始する前と後とでは、自身の情報の集め方や学習の仕方が少なからず変わってきたなと感じています。

あ、ちなみに私のTwitterアカウントは、「@kiyotoshiaraki」です。
http://twitter.com/kiyotoshiaraki

さて、そんな一大ブームとなりつつあるTwitterですが、これだけヒットを飛ばすものがあると、必ず周辺に付随したサービスが生まれてきます。

そんな中で、今日ご紹介するのは、Twitterの名刺を印刷するというサービス。

このサービスは、TwitterのIDを入力するだけで、ユーザー名などが入った名刺を無料で作成できるサイト『Twit Card』と岐阜県の丸理印刷が運営するネット印刷サービス『フデビン』がコラボ展開しているもので、来週3月31日までの期間限定ですが、Twit Cardで作ったTwitterの名刺をフデビンで無料で100枚印刷し、わずか数日でお届け（送料：420円）するというものになっています。

しかも、オーダー方法もすごく簡単で、まずTwit Cardで名刺のイメージを作成し、後はフデビンに無料会員登録して、サイト上から申込むだけということで、手軽に本物の名刺が作成できるようになっているのです。

それにしてもこの丸理印刷さん、なかなか上手い集客の仕方をしますよね。

ええ、このサービスの目的は、広告宣伝と集客が目的なはずですよ、きっと。

このTwitterの名刺を作成するというサービスを皮切りに、会員登録させ、対話できる環境をしっかり整えて、バックグラウンドにある他の様々な印刷サービスの利用につなげようとしている姿勢が窺えます。

そして、この集客の対象をTwitterユーザーが欲しがるであろうTwitter名刺にしたセンスが秀逸で、ネット印刷サービスを手掛ける同社なら、新たなユーザー層の獲得の可能性が十分あるであろうことが予想できます。

しかも、無料ですから、Twitterユーザーで飛びつく人も結構多いかもしれませんね。

序盤にも書きましたが、こうして何かブームが発生すると、それに付随するサービスは必ず立ち上がってきます。

例えば、携帯電話とストラップ、デコレーションなどは正にそんな関係で、携帯電話が世の中に浸透すればするほど、周辺のサービスも拡大していくという良い例かと思います。

こうしたブームになるようなものは、この成熟社会とはいえ、やっぱり無くなることはないわけですから、経営者は流行へのアンテナを敏感に立てて、自社のビジネスへの関連性を常に考えておくことが必要だと思います。

そして、流行りのものには首を突っ込む、行列には並ぶという好奇心も、とても大切なものになってきます。

例えば、このTwitterだって、やらずに批判する人もたくさんいますが、やらなければそのものの価値なんて分かりませんよね。

実際にやってみた上で、良いか悪いか、使えるか使えないかを判断すれば良い話で、やらないうちから想像で物事を言っても、何も始まらないわけです。