透明になればこんなにも変わる!?業界のパラダイムシフトに日本の葬儀ビジネスの可能性を見た!

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もうすぐお彼岸ということで、故人を偲んでお墓参りに行かれる方も多いと思いますが、今回は人の一生に一度のメモリアルである葬儀のビジネスの舞台裏に迫ってみたいと思います。



そもそも葬儀というものは、自らの家で葬儀を出すということがそう何度もあるものではありませんから、いざ身内が亡くなって葬儀となると、何からして良いのかほとんど分からないことが多いですよね。



そのため、通常は葬儀屋さんにほぼ全てをお任せして、葬儀を執り行うわけですが、このお葬式の費用というのは、実に分かりにくいというか、不透明なものだなとお感じになったことはありませんでしょうか。



一般の人が分からないだけに、不透明な費用を請求する葬儀業者も少なくなく、せっかくの大切な儀式が、後味悪いものになってしまうなんていうことも結構あるようです。



そんな中、最近、この業界の体質を打ち破るサービスが、いくつか現れ始めています。



その1つが、葬儀の費用をインターネットで無料で見積もってくれるというサービス。



このサービスを運営しているのは、モアライフという会社なのですが、モアライフでは、従来のように、費用が不明瞭な「黒いお葬式」から、安心で分かりやすい「白いお葬式」へというコンセプトの下、インターネットで簡単に見積もりができて、利用者に料金設定を分かりやすく提示するというサービスを提供しているのです。



しかも、このモアライフが提携している斎場は約300ヶ所。



利用者は、この数多くの提携斎場から葬儀を執り行う斎場を選び、さらに“家族葬”や“1日葬”などなど4つの葬儀スタイルから希望の葬儀スタイルを選ぶことで、簡単に、そして分かりやすく、葬儀費用を見積もってもらうことができるわけです。



このインターネットでのサービスを始めたのは3〜4年前かららしいのですが、このインターネット社会の波に乗り、利用者は当初の5倍にまで増えているんだとか。



それもそのはずです。



東京都内での一般的な葬儀費用は、平均300万円超と言われている中で、このモアライフの平均は80万円程度というのですから、料金体系を明確にし、利用者が希望する葬儀を行えば、どれだけ費用が削減できるかが分かりますよね。



この事実を知ったら、モアライフを介さずに葬儀をするなんていう人は、めったにいないのではないかと思ってしまいますが・・・。



一方、外資系の企業が日本の葬儀ビジネスに進出し、業界に風穴をあけているという例もあります。



その外資系企業というのが、オールネイションズ・ソサエティ



このオールネイションズ・ソサエティは、どんなサービスを提供しているのかというと、生前に本人自ら葬儀を予約するサービスと、その葬儀価格の透明性です。



オールネイションズ・ソサエティには、3つの葬儀プランが用意されているんですが、それぞれ会員価格と一般価格に分かれており、生前に会員になれば、葬儀時にその特典を受けられるというわけです。



そして、料金設定もオプション等については、必要な分だけ上乗せするという形で、非常に分かりやすく、利用者の希望通りのプランを選ぶことができるんですね。



アメリカなどでは、こういうスタイルが一般的になっているそうで、オールネイションズ・ソサエティでは、それを、費用が不透明な日本の葬儀ビジネスにも浸透させようとしているようです。



また、この他にも、今やあの「価格.com」にも葬儀のカテゴリーが設けられるといった動きもあり、この葬儀の費用が、インターネットの普及とともに、分かりやすく、且つ、安く済ませられるようになってきているということには間違いなさそうです。



しかし、この費用が安くなったからと言って、遺族の方たちが手を抜いているというわけではありません。



葬儀費用が従来より安くなったことを利用して、別のところにお金をかけるようになってきているのです。



その一例が、ライフジェムジャパンが提供する「メモリアルダイヤモンド」。



この「メモリアルダイヤモンド」は、遺灰や遺骨からダイヤモンドを造るというサービスなのですが、そのダイヤモンドの輝きは、天然のダイヤモンドと全く同じという、すごいクオリティの高さなのです。



この「メモリアルダイヤモンド」を造って、アクセサリーとして身に付けておけば、亡くなった後も、何か故人と一緒に居られる気がして、遺族としてはとても嬉しいですよね。



価格も40万円からということですから、従来の葬儀費用の範囲内で、十分に賄える料金設定になっているのではないかと思います。



この他にも、お墓にQRコードを付けて、そのQRコードを携帯電話で読み取ると、故人の画像を見ることができるサービスや、ネット上にバーチャルなお墓を立てて、いつでもどこにいても、お墓参りをできたりするサービスなど、近年、葬儀ビジネスのすそ野はどんどん広がってきているんですね。

QRコード付きお墓

これまでは遺族の希望よりも、ある種のしきたりやならわしが根強く、それを業者にそのまま任せるがために、不明瞭で高くついていた葬儀費用ですが、このような事例を見ていると、その慣習を良い意味でインターネットがぶち壊し、そして、新たな価値が生み出されてきているのが分かりますよね。



やはり、葬儀というのは、その人の一生に一度にして、最大のメモリアルだと思います。



その葬儀を、どのようにしたら故人も遺族も心地良く執り行うことができるのか、葬儀ビジネスもそうした方向にシフトしてきたことを感じますよね。



このように、業界に何らかの衝撃がぶつかると、その業界はいとも簡単に、違うベクトルに向かい始めるものです。



この葬儀業界で起きているパラダイムシフトを参考に、皆さんも、新しいビジネスに思いを馳せてみるのも良いかもしれませんね。



それにしても、ネット上にお墓というのは、さすがにびっくりですよね。



やはり、お墓参りはきちんと“本物”のお墓に行きたいという気もしますが・・・。



今度のお彼岸、皆様はどうされますでしょうか!?

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