リトルミスマッチからビジネスの発想を学ぶ

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靴下といえば左右同じ物を履くのが普通ですが、今、巷で左右で色も柄も全然違う靴下が人気を集めているのをご存知でしたでしょうか。



これは、アメリカのソックスブランド「リトルミスマッチ 」が2003年に開発した商品なのですが、昨年になって、ついにこの靴下が日本にもやってきたのです。



そして発売以来、渋谷や原宿の女子中高生や赤ちゃん用に買い求めるお母さんたちの人気を呼び、ヒット商品となっているんだとか。

リトルミスマッチ

さらに、このリトルミスマッチは販売するセットも変わっていて、靴下なのに、両足分の2枚ではなく3枚セットで売っているんです。


つまり、柄違いの靴下3枚で1セットとして販売されているというわけです。


この開発秘話が面白いのでご紹介しますが、まず事の初めは、アメリカでディズニーマーケティング 担当者とアパレル メーカー社長など3人が話しているときに、靴下は破れたからといって、すぐに捨てるのはもったいないという話になったんだそうです。


そうですよね、普通、靴下は同じ柄のもの2枚セットですから、片方が破れたら、もう片方も捨てなければなりませんよね。


そこで、彼らはスペアを入れて3枚セットで売ることを考えたらしいのですが、ここである疑問が生まれたそうなんです。


その疑問が、「何で同じ柄じゃなきゃいけないの?」というものだったのです。


別に同じ柄じゃなく、柄違い3枚セットで売ったら良いじゃないか。


柄違い3枚セットなら、オシャレだし、面白いビジネスになりそうだ。


彼らはそう考えて、会社を設立し、商品の発売に漕ぎ着けたんだそうです。


しかしながら、このリトルミスマッチはただ単にこうした勢いだけで作られたわけではないんですね。


このリトルミスマッチは、色や柄が違うといっても、実はちゃんとした理論に基づいてデザインされており、同じシリーズならどれを組み合わせてもバランスが取れるようになっているんだそうです。


オシャレで楽しいというだけでなく、自分で好きな組み合わせを試していくことで、自己表現力や創造力などのセンスを磨いていこうなんていう狙いもあるのかもしれませんね。


ちなみに、アカデミックスキルズインストラクターの山田善紀さんも、こうした色や形を組み合わせるということは、“知育”にも効果があるという見方をしていますし、単なるオシャレを超えた効果も期待できそうですよね。


こうして開発されヒットしたリトルミスマッチですが、皆さんに注目してほしいのは、その発想となった「何で同じ柄じゃなきゃいけないの?」という小さな気づきです。


ビジネスの発想、新商品・新サービスの発想は、こうした小さな気づきから生まれることが本当に多いんですよね。


ですから、私たちにとって、こうした小さなことを感じる力を身に付けていくということは非常に重要なのです。


こうした力を身に付けていくためにも、私たちはこうした発想の仕方を学ぶことが大切ですし、そういう発想をする癖をつけていくことが必要になってきます。


そして、こうした癖をつけていければ、次第に他の人とは世の中を見る感覚が違ってくるようになるはずです。


すると、そういう癖を身に付けたある時、皆さんの目の前に、小さな気づきが大きな成果となって現れる日が、きっとやってくることと思います。


こうした日がやってくるように、普段から世の中を見る感覚を鍛えていきたいものですね。


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