マーケットが拡大したペットビジネス

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

マーケティング・経営ブログ　第77位（3/14現在）

応援クリックよろしくお願い致します

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

近頃、盛んにペットブームと言われるように、日本では、ペットを飼っている家庭がかなり多くなってきました。

ペットブームの到来とともに、その関連グッズやペットの葬儀などのサービスが登場してきたことは、皆さんも多かれ少なかれご存知かと思いますが、最近、そのペット関連商品やサービスも更なるステージにステップアップしようとしてきています。

と言うのは、簡単に言えばこれまでに無かったビックリするような商品やサービスが登場してきているということなんです。

そのいくつかをご紹介しようと思いますが、最初は私もビックリしてしまいました。

まずは、犬用のビール。

この犬用ビール『ハッピーラガー』は、ブリーズ九州という会社が販売しているのですが、ビンも色も泡も、本物のビールそっくり。

もちろん犬用なので、アルコールや炭酸、塩分は入っていませんが、腸の働きをサポートするオリゴ糖や皮膚と毛並みに良い麦芽・酵母エキス、また、関節の柔軟性をサポートするグルコサミンが含まれているなど、犬の健康に配慮した健康ドリンクなのです。

人間にもビールがあるのだから、犬にもあっても良いじゃないないかということで開発されたらしいですが、非常におもしろい商品ですよね。

そして、次にご紹介するのは、犬用のコンタクト。

犬がコンタクトを着けるというのは信じられないような話ですが、実際に商品があるんです。

ただ、犬用のコンタクトは、人間のように視力矯正のために着けるのではなく、角膜に病気や怪我を負ってしまった犬に、痛みを和らげたり、角膜上皮の再生を促す医療用具として使われているんだそうです。

これを作っているのは、“人間用”のコンタクトメーカーとして知られるメニコンの子会社、メニワンという名前もそのままの会社なんですが、メニワンでは、このコンタクトレンズのほかにも、犬用のサプリメントなども販売していて、そちらも好調なんですって。

メタボリックブームによって、人間にも健康意識は高まってきましたが、もはや人間だけではないんですね・・・。

そして、まだまだあります、ペット用“珍”サービス。

さらに驚きなのは、何と犬用の保険です。

そんなのまであるの？っていう感じですが、実は、犬は健康保険が適用されないんですって。

ですから、愛犬の“もしも”に備えたペット保険が人気を呼んでいるんだとか。

このサービスを手掛けているのは、アリアンツという保険会社なのですが、ペット保険を販売するに当たっては、しっかり金融庁の認可を受けて、保険商品の販売をしているんですって（笑）

このアリアンツは、もともと英国のペット医療保険分野でトップシェアを占める保険会社なんだそうですが、そう考えると、英国では日本よりもずっと前から、こうしたサービスがあったんですね。

こうした既存のノウハウをもとに、アリアンツでは3種類のペット保険を販売しているんだそうです。

このように、日本でもかなり幅広くペット向けの商品やサービスが登場してきているわけですが、海外ではもっとすごいものもあって、何と犬用の「出会い系サイト」や「迷子犬専門の探偵」なども存在するんだとか。

そう考えると、そろそろ飽和かなぁと考えられていたペットビジネスですが、今後もますます幅広く拡大していきそうですね。

やはり、この背景にあるのは、日本人のペットに対する感覚が変わってきたこということが大きいと思います。

つまり、ペットはもはやペットではなく、ペットはもう人間と同様であるというふうに、人々の感覚が変わってきたというわけですね。

こうして、人々の価値観や感覚、視点が変わるとマーケットのボリュームも当然変わってきます。

世の中の変化を敏感に捉えたり、あるいは、ただ商品・サービスを提供するのではなく、人々の価値観や感覚を変えるような仕掛けを考えてみたり、いろんな意味でマーケットをリードしていくことは重要なことですね。

このペットビジネスの拡大をヒントに、皆さんの会社でもいろいろと考えてみてはいかがでしょうか。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【にほんブログ村ランキング参加中】

経営ブログ　第51位（3/14現在）

広告・マーケティングブログ　第4位（3/14現在）

応援クリックよろしくお願い致します

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇