調剤薬局にみる営業の幅の広げ方
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寒い日が続いていますが、皆様体調など崩されていませんでしょうか?
私も、昨年末に風邪をひいてしまい病院に行ったんですが、病院に行けば必ずともに行くのは調剤薬局。
その調剤薬局が、現在様々な形態に変化してきているんですって。
以前、病院の薬と言えば、診察してもらった後にその病院の窓口で貰うというのがほとんどでしたよね。
それが今では、診察してもらった後に、病院近くの調剤薬局で薬剤師の方に処方箋を渡し、医師に処方された薬を貰うというのが一般的になってきました。
先日私が行った病院も、病院と同じビルにある調剤薬局で薬を貰うというスタイルでした。
しかし、この病院の目の前で営業するという、門前薬局というスタイルが最近変化し始めているというのです。
それでは、どういう形になってきたのでしょうか?
その1つの例が、何と“ドライブスルー”型の調剤薬局です。
このスタイルであれば、例えば、薬だけを貰いに行きたい時などはとても便利ですし、仕事の帰りや買い物のついでになど、自分の行きたい時に薬を貰いに行くことができますよね。
特に、地方は車社会ですから、ドライブスルー型はとても好まれるでしょう。
地方は、マクドナルドやケンタッキーだけでなく、スタバまでもがドライブスルーです。
都心部に暮らす人には想像できないでしょうけど、地方の人にとっては、車に乗って移動するだけでなく、車に乗ったまま事を済ますというスタイルが、それだけ根付いているんですね。
そして、もう1つの例は、自宅まで薬をお届けしてくれるというサービス。
これは、主に在宅患者などを対象に行われているサービスですが、在宅の方々にとっては非常に嬉しいサービスですよね。
外出したくても外出する足が無い、身体が不自由で外出するのは難しい、そんな患者さんには非常に有り難いものだと思います。
お年寄りを対象にした、割安なタクシーサービスを行っている自治体などもありますが、それは極々一部。
ですから、訪問して薬を届けてあげるというサービスは、これからの高齢化社会においては、ニーズが大きいことでしょう。
まあ、これらの例のように、“あったら良いなをかたちに”というようなサービスは、考えればまだまだ出てくることでしょう。
しかし、それよりもこれらの形態の変化によって成された一番の大きな変化は何かというと、それは、調剤薬局が、特定病院の「点」の営業から、複数病院の「面」の営業へと変化したということなんですね。
これまでは、門前薬局というかたちでしたから、目の前の、あるいは近くの、特定の病院としか組みませんでした。
しかし、上述した例のように、患者さんのニーズに対応するためのサービスを提供することで、調剤薬局自身も、営業の幅が広がったわけです。
門前薬局で特定の病院の恩恵を受けているかたちの場合、どうしたって、その病院の良し悪しで、調剤薬局の業績も左右されてきてしまいます。
つまり、業績の大部分が他力本願で、自社の経営努力が殆どできないし、努力をしていたとしても、それが成果になかなか繋がりにくかったんですね。
しかし、患者のニーズに対応するために自ら変化をすることで、調剤薬局自身が主動的に経営することができ、結果として、顧客の支持という成果も現れてくるわけです。
特定の病院と組んである程度の安定に留めるのか、それともより多くの顧客ニーズに応えるべく、新たなことへ挑戦していくのか。
“経営は継続・発展”ですから、常に顧客基点で“次へ次へ”を目指すことが大切ですよね。
皆さんの業界でも、業界のやり方として当たり前になっていることが、果たして本当に顧客のためなのか、もっと新たな可能性は無いのか振り返ってみてはいかがでしょうか。
それは、顧客にとっても、自社の経営にとても、プラスに繋がっていくための良いきっかけになるかもしれませんよ。
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