中日ドラゴンズ日本一
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つい先日、米大リーグで松坂、岡島の所属する、ボストン・レッドソックスがワールドチャンピオンに輝きましたが、昨日、日本のプロ野球でも日本一の球団が決まりましたね。
そう、“中日ドラゴンズ”。
しかし、昨日の日本シリーズ最終戦はすごかったですね。
日本シリーズで、“完全試合”リレーですよ。
凄過ぎますよね。
しかし、皆さんはこの継投に関して、どう思いましたでしょうか?
いや、普通に考えれば、普通の監督なら、8回までパーフェクトピッチングを続けている投手を、9回に交代させようとは思わないでしょうね。
しかし、そこがさすがの落合監督。
まさか、あそこで交代させるとは・・・。
もちろん、賛否両論があるでしょう。
しかし、私は落合監督の判断が正しい判断だったと思います。
野球における投手の継投というのは、ご存知の通り分業体制です。
先発投手がいて、中継ぎ投手がいて、そして、抑えの投手がいます。
中日は今シーズン、いやこれまでもずっと、岩瀬を抑えに使ってきました。
先発が引っ張って、中継ぎが何とか繋いで、そして、岩瀬で締める。
これが、中日の必勝パターンだったのです。
そして、これが完全なる分業化というものであり、プロセスマネージメントというものであり、何より、落合監督の信念であるわけです。
昨日の試合では、さすがの落合監督も、「本音は代えたい。が、本当に代えていいものか。」と、少し迷いも生じたようです。
しかし、誰にどう思われようが自分の信念を貫く、それが落合監督であり、優秀な監督、マネージャーであると思うのです。
日本シリーズは、とにかく勝利が優先されます。
その今、目の前の勝利を掴むためには、自身の信念に基づいた判断が重要であったわけです。
おそらく、あそこで交代を告げられる監督は、世界中探しても、落合監督1人かもしれません。
しかし、誰よりも信念を大切にし、誰よりも監督、マネージャーとしての役割を理解していたのは、落合監督だったのではないでしょうか。
それ故、日本一にもなりましたし、昨年までも日本一にはならずとも、毎年、優秀な成績をあげることができていたんだと思います。
やはり、どんな組織においても、マネージャーの役割は非常に大きいです。
特に、組織化され、分業化されているような組織においては、マネージャーの能力が組織の明暗を分けると言っても過言ではないでしょう。
そういう意味では、落合監督から学べることはたくさんありますよね。
スポーツだろうがビジネスだろうが、組織マネージメントの本質は変わらないはずです。
落合監督は、来年も中日の監督を続けるそうです。
来年以降も、落合監督のマネージメント論、組織論には注目すべき点がたくさんあると思いますよ。
まあとりあえず、落合監督、そして中日ドラゴンズ、日本一おめでとうございました。
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