飼育キット

最近、世間で小さな生物の飼育キットが人気を集めているのを、皆様はご存じでしたでしょうか？

どんな生物なのかと言えば、エビやアリ等の小さな生物たち。

　　　　　　　

これらを売り出しているのは、イー・レヴォリューションという会社なんですが、この会社は、現代の少子高齢化社会に着目し、大人まで楽しめる商品の開発に力を入れているようなんです。

たしかに、こうした飼育キットの顧客ターゲットとして、まず浮かぶのは夏休み真っ只中の子供たちですよね。

でも、この子供たちのマーケットに、商品のインテリア性、飼育の手軽さ、癒し効果等を加えると、それ以外、つまり会社員やOLなど、大人の層にもマーケットが広がってくるわけです。

実際にアリのキットは、円柱状の容器に、寒天のゼリーを敷き詰めたもので、寒天の色は5色から選べます。

寒天は透明なので、アリが巣を作る様子も見れますし、寒天を餌として食べますので、飼育も非常に簡単なんですね。

大人になっても、人間は案外そういう小さな生物には興味がありますし、何より癒しの効果があるんだそうです。

たしかに、私もアリのキットが欲しいですね☆

まあそういうわけで、このエビとアリのキットは、合わせて60000個もの数が売れ、狙い通り、その3割近くを大人が占めたんだそうです。

これまで、自由研究など、子供の学習向け教材として考えられていた飼育キットですが、そこにちょっとした付加価値を加えることで、違うマーケットの需要まで生み出すという良い例だと思います。

特に現代は、少子高齢化や団塊の世代の大量退職が現わすように、大人のマーケットへの需要が高まってきています。

自分のビジネスが、大人のマーケットや富裕層のマーケットに広げていくことができないか、ここで一度見つめ直すと、おもしろい発見があるかもしれませんね。

また更に、この飼育キットの種類ごとに、ブログやSNS等のコミュニティも生まれてきたりなんかすると、さらに盛り上がりそうですね。

「癒し」をキーワードにした、商品・サービスは多岐にわたりますから、そのニーズを掘り起こす意味でも、企業側から、そうしたコミュニティを作って仕掛けていくと、ヒット商品を連発できる体制ができるのかもしれません。

この飼育キットがどこまで広がっていくのか分かりませんが、今後注目のマーケットと言えそうですね。

今後の発展に期待しましょう☆

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