イメージコンサルタント
ここ数年、企業が力を入れている経営課題の1つに、ブランディングがありますよね。
モノが溢れ、要らないモノを消費者が買わなくなった今、企業のマーケティングの重要性は非常に高くなっています。
ただ、そのマーケティング戦略の一環として、最初にこのブランディングを徹底的にしておくと、後々の広告宣伝費が、大幅に押さえられるんですよね。
高級ブランドが、なぜ売れているのかを観察するとよく分かると思います。
こうした流れの中で、ブランディングの一端である、企業のイメージカラー、ブランドロゴデザイン等の果たす役割も大きくなってきているわけですが、そのせいもあってか、最近、イメージコンサルタントやカラーコーディネーター等の職種の人気が高まっているんですって!
こうしたイメージコンサルタントのような仕事は、もともと目指すところは、服装やヘアメイク、立ち居振る舞い等、人間に対するカラーイメージの専門家でした。
そのため、このような職種の専門学校等には、当然それを目指した学生が集まってきます。
しかし、そこで学びを得て、イメージコンサルタントという専門家になった学生たちは、目指していた、人間のイメージコンサルだけではなく、企業のブランディングの一端をも担える人材に育っている可能性が高いのではないでしょうか?
そう考えると、企業が採用を考えるべき新たなターゲット市場も見えてきくるわけですが・・・。
とは言え、もちろんデザイン力や想像力に優れているだけでは、企業のブランディングは務まりません。
有名なデザイナーに頼んだから、すばらしい企業イメージが作り出せるのかと言えば、それは別問題です。
そうして、失敗している企業も少なくありません。
企業のブランドロゴマークにしても、単なるイメージの良さではなく、企業のコンセプトを表したり、企業の想いが凝縮されているようなものが求められますからね。
ですから、そこの部分を教育してあげて、こうした色やイメージ専門の人財を確保しておくことは、非常に重要になってくると思います。
何せ、とにかくこれ系の専門学校は、現在かなり人気と人が集まっているようですから、企業としては注視しておいて間違いはないでしょう。
企業として何か戦略を実行する際に、必要な人材や必要なスキルを洗い出してみると、意外にこれまで気が付かなかったような人材市場が見えてくるかもしれません。
皆さんの会社も、それは当然優秀な人材を求めるでしょうけど、自社にとっての優秀な人材とはどういう人材なのかを、自社の企業戦略と照らし合わせながら考えていくことが必要ですよね。
それが明確になったとき、売り手市場と叫ばれる厳しい人材市場の片隅に、案外マークの甘い、自社にとっての優秀な人材が眠っているかもしれませんね☆
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