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正念場のその先のイメージ

 何か物事を新しく始めるということは、多くの人が多かれ少なかれ抵抗感を持つ。基本的に人間は変化を嫌がるし、変わらないことの楽さも知っている。しかし、仕事ではそうも言っていられない局面は多々ある。

 

 

 今、僕は新しい仕組みづくりに取り組んでいる。4月1日から始めた仕組みだから、3週間弱が経過したことになる。3週間経過してみて、出てくる課題は開始前の想定通りという感じ。そのため、展開としてそう驚きがあるものではなかった。

 

 

 その想定していた課題の一つに、運営側のスタッフの変化への抵抗感があった。言ってみれば、この新しい仕組みを動かすということは、自分たちの仕事量はアドオンになる。仕事の種類も時間も増えることになる。自分たちは忙しいんだから、新しい仕事は受けたくない。そう思うのは自然なことだ。

 

 

 では、単純に人を増やせば良いのか。それはお金以外のことを考えれば、これほど楽な選択肢も無いが、これほどに無能な選択肢もない。みんな忙しいのは同じ、みんな新しいことはやりたくないのも同じ、みんな自分以外に仕事を振ってと思うのも同じなのである。しかし、お客様にとってやる価値のあることに、私たち企業が取り組まない理由はないし、社内の抵抗やできない理由で取り組まないのは怠慢に過ぎない。

 

 

 仕組みが動いてみて3週間。勝手も分かってくると同時に、様々な課題も出てくる時期だ。慣れていない業務であることに加えて、やることで分かる課題が噴出し、現場は軽いパニック状態に陥る。

 

 

 ここで、自分のことばかり考えていると、やらされ感しか募らないし、ストレスは溜まる一方。内部から崩れて、プロジェクトはうまく行かなくなる。大事なことは、人称を上げて物事を考えることだろう。すなわち、この仕事の目的は何なのか、ゴールイメージは何なのか、自分の取り組んでいる仕事がそれにどう寄与するのか、そんな視点で物事を考えてみることである。

 

 

 今回取り組んでいる仕組みづくりは、顧客との長期的な関係を築いていく上でも、将来的な利益を上げていくためにも大切なことである。お客様にとって必要な仕組みであり、結果として自分たちに返ってくるものでもある。抵抗感を乗り越えるのは、本人しかいない。

 

 

 仕事とは何なのか、スタッフ各自か自分と向き合う良い機会であり、今がプロジェクトの第一の正念場である。短期的には表に見えにくく評価されなくても、長期的に見た時に大きな価値を生む仕事。それは容易いことではないが、どの企業もやりたがらず、やれないからこそ、我が社は今やらなければならないのだ。