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未熟な理屈を確立された理屈へ

 だい~ぶ前に録画してあったカンブリア宮殿ドワンゴ・川上会長の回を見ました。僕はニコ動ヘビーユーザーでもないし、この川上会長の考えていることもよく知らずに見たのですが、結構おもしろかった。川上会長は見かけ以上にめちゃくちゃ考えてますし、世の中が見えている方だなと思いました。頭もキレるし、センスも良いのだと思います。

 

 

 そんな番組の中で、ちょっとメモしたワンフレーズをご紹介したいと思います。

 

 

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 これは、ドワンゴが幕張メッセを貸し切って行った『ニコニコ超会議』において、5億円くらいの運営赤字を計上してでも、この規模で開催することに価値があるということをお話された部分の一節ですが、これは本当に仰る通りだなあと思って見ていました。マーケティングの分野なんかでは、「理屈で説明しにくいものにお金が出しにくい」という場面によく出くわしますよね。販売のプロモーションなど、直接的に結果が出るものならまだしも、顧客ケアなど、やった方が絶対に良いけども実際に効果が測りにくいものなどは、なかなか理屈だけでは通らないこともしばしばだと思います。

 

 

 でも、そこで川上さんが仰った「でも未熟なのは理屈の方」、「それを説明できる理屈が確立されていないだけで意味があると思う」というのは、妙に刺さるものがありました。もちろん、川上さんのようにこういう考えを持っている経営者なら何の問題も無いわけですが、そんな経営者はそうそういるものではありません。

 

 

 だとすれば、私たちが目指すべきことは何なのか。それが、その未熟な理屈を説明できる理屈へと確立させることなのだと思います。それを一番分かりやすく示すのは結果でしょうから、まずは結果で示して、「それを理論立てて説明するとこういうことですよ。だから意味あるでしょ?」と理屈で納得させる。こういう物事の進め方が大事なんだろうなあと思いながら聞いていました。

 

 

 これからの時代は、意味があるとか、価値があるというものへの評価のウエイトがどんどん高まってくると思います。会社としては、本来そういうものにチャレンジしていかなければならないわけですが、実際のところ簡単にはそうもいかない。でも、最初のハードルを超えるのは、理屈も大事ですが、熱意なのかもしれません。そのハードルを超えて会社としてGOが出たその次にやるべきことが、今回川上さんが仰ったようなことなのだと思います。そして、理屈を証明することで、未熟だった理屈が確立された理屈になる。それを追求するのも悪くないし、それが時代を作っていくということなんだろうなあと思って見ていました。おもしろかったし、勉強になりました。