ラーメン屋の商品はラーメンではない

 昨日、Podcastで聞いた話です。

『ラーメン屋の商品はラーメンではない』
『ネジ屋の商品はネジではない』


 なるほどな〜と思いましたが、これは何にでも当てはまりますね。車屋の商品は車ではない、ハウスメーカーの商品は家ではない・・・。つまり、ラーメン屋にラーメンがあるのは当たり前の話で、それ以外の価値をいかにして作るかが大事であるというわけです。


 もちろん、ラーメン屋さんにとってラーメンは商品であり、店主は美味しいラーメンを作ることに日々試行錯誤していることでしょうけど、ラーメンが美味しく感じるかどうかのお客様の評価は、素材や製法はもちろんですが、店主の姿勢、スタッフの接客、店づくり、ブランド等々、様々なものが重なり合った結果であると思います。


 ラーメンは味に違いがあるためピンと来ないかもしれませんが、これが家電製品や車などと言ったら、商品が成熟化しコモディティ化していますので、より分かりやすいですよね。つまり、これだけ成熟している社会では、モノに大差はありませんから、あとは価格勝負になりがちですよね。


 しかし、自分たちの商品として訴求すべきところは、販売するモノ以外のところにもあるはずです。成熟社会だからこそ、モノ以外の価値が明暗を分ける場合も多分にあることでしょう。皆様の会社の本当の商品は何でしょうか?この週末、改めて考えてみるのも良いかもしれませんね。