成熟社会に求められる、新しい消費のあり方!!

Twitter「つぶやく」ボタン

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【人気ブログランキング参加中】

マーケティング・経営ブログ 第41位(7/29現在)

         

応援クリックよろしくお願い致します

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

モノがなかなか売れなくなって久しい、ここ日本。

高度経済成長期から続いた成長の結果、国内にモノは飽和し、一気に成熟社会へと突入しました。

こういう時代に、以前とやり方を変えずに“モノ売り”だけをしていたのでは、この先ますます厳しくなるのは明らかです。

今日は、悩む企業にヒントを与えるような販売・消費のスタイルをご紹介したいと思います。

まず1つ目が、2009年の秋からスタートしている『Pass The Baton』。

経営&マーケティング本質論-Pass The Baton

Pass The Batonは、その言葉通り、売るのではなく「バトンを渡す」ということを意味し、もともとはクリエイターや著名人の愛用品やリメイク品を売っていくというコンセプトで作られたサイトです。

 

 

それが、今は一般人でも出品することができるようになり、その裾野がどんどん広がってきているのですが、面白いのは、その出品の際に必要な一つのルール。

そのルールとは、「モノを通じて、持ち主個人が持っていた価値観を次の所有者と共有する」ということなのです。

どういうことかというと、まず出品者自身が自分のプロフィールを写真付きで掲載し、出品するモノには、そのモノが持つストーリーを商品の説明として掲載するというわけです。

そうすることで、購入者がそれらの情報を読んで出品者の人となりを理解したり、出品されているモノに関しても、その出品者の思いや価値観を共有することで、単なるモノの売り買いだけでなく、そのモノにまつわる“コト”の部分まで含めて取引をするということを、このPass The Batonは目的としているのです。

そして、この“コト”を重要視した取引ということでは、もう一つ面白いサービスがあります。

そのサービスとは、古着やアクセサリー等、自分が使わなくなったモノを持ち寄って、自分の気に入ったモノを持ち帰るという『xChange』。

このxChangeにもPass The Baton同様、一つのルールがあります。

そのルールとは、持ち寄ったモノ一点一点に、「エピソード・タグ」というタグを付けるということ。

エピソード・タグには、そのモノに込められた思い出や取り扱いの際の注意事項、あるいは次に身につける人へのメッセージ等が書かれており、モノだけでなく、エピソードタグを見ながら物色するということも、このxChangeの一つの楽しみとなっているようです。

そして、これもPass The Baton同様、単なる物々交換ではなく、“コト”と“コト”の交換であると言うことができますよね。

一方、皆様が引き出物の定番としてもらうカタログギフトの世界でも、面白いものが出てきています。

そのカタログギフトとは、“体験”のみを集めたカタログギフト

体験のジャンルは、アウトドアスポーツやリラクゼーション、習い事に、エンタメ系など多岐に渡り、通常のカタログギフトでモノを頼むのと同じ感覚で、お好みの体験を予約できるというものになっています。

正直、結婚式などでカタログギフトをもらっても、大抵どこも同じような商品ラインナップで、本当に欲しいものってなかなか無いですよね。

そうした中で、これまでの“モノ”をギフトとして贈るのではなく、“体験を通じた思い出作り”を贈るこのカタログギフトが、最近人気を集めているというわけです。

こうしたカタログギフトであれば、例えば、「これまでやりたいとは思っていたけど、なかなか足を踏み出せなかったんだよな」というような人の背中を押すキッカケにもなりますし、そこから自分の新たな趣味が生まれたりなんていうこともあるかもしれませんよね。

さて、ここまで三つの販売・消費スタイルをご紹介してきましたが、成熟社会だからこそ受け入れられる消費のあり方が少しは見えてきたのではないでしょうか。

やはり、この成熟社会においては、モノよりも“コト”の重要性が増してきてきていますし、その傾向はこれからますます進んでいくと思います。

つまり、これまでの“モノさえ良ければ売れる”という時代から、“モノが良いのは当たり前で、プラスαの部分に価値が求められる”という時代に移っているのです。

こうした動きは、人々が今回紹介したようなサービスに集まる動きを見ればよく分かることで、いずれどの業界、どの企業においても波及していくことになります。

時代は待った無しに進むのですから、こうした新しい消費のあり方に注目しながら、企業も自社のビジネスの中に取り入れていく必要があるのではないでしょうか。

皆様自身の消費の仕方を思い浮かべてみれば、「すぐに取り組まなければならない!」という想いは、自然と湧いてくるはずです。

ぜひ、参考にしてみてください!

Twitter「つぶやく」ボタン




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

にほんブログ村ランキング参加中】 

経営ブログ 第244位(7/29現在)

広告・マーケティングブログ 第14位(7/29現在)

にほんブログ村 経営ブログへ      

応援クリックよろしくお願い致します

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇