『RENTAL 819』の好調ぶりが映す、消費者のマインドの変化とは??

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このところの不景気で、消費者の意識は大きく変化してきました。



“買う時代から借りる時代へ”、“レンタルリッチ”など、新聞や雑誌ではこうしたキーワードを多く見かけますよね。



そんな中、現在、バイクをレンタルするサービスが好評を得ています。



そのサービスを運営しているのは、レンタルバイク店『RENTAL 819』を展開する株式会社キズキ



このRENTAL 819では、原付バイクから、購入すれば200〜300万円は下らないハーレードゥカティといった外国製大型二輪まで、数時間〜1日単位で2〜4万円という金額で、レンタルができるようになっているんですが、高級車に乗ってみたいというライダーたちが絶えず、ここ最近かなりの人気を集めているというのです。

マーケティングの品格-ハーレーダビッドソン

やはり、バイクというのは、通勤や仕事といった明確な使用目的がある車と違って、「大人の遊び」という趣味の側面が強いと思います。

ですから、その趣味のために数百万もするバイクを買うのは、いろんな意味で(笑)そんなに簡単ではないんですね。

もし、購入したとしても、忙しさのあまり、ツーリングには1ヶ月に1度ぐらいしか行けないという人も結構多いようですから、そういう意味でも、このバイクのレンタルというサービスは、自分の大好きな趣味を気軽に楽しみたいというライダーたちのニーズに、上手く応えたサービスと言えるのではないかと思います。

現在のところ、20〜30代の利用者が多いということですが、かつてバイクに乗っていたリターンライダーや若いころにバイクに憧れていた団塊の世代の人たちも利用するなど、利用者層は結構幅広く分布しているんだとか。

中には、レンタルバイクを利用するために二輪車免許を取得した人もいるようですから、ライダーの潜在的需要はなかなかのものですよね。

こうした幅広い人気に支えられ、2007年には4,000件だった貸し出し件数も、2008年には1万件にまで増加し、今年2009年はその倍の2万件を目指しているそうですから、正に不況知らずといったところでしょうか。

やはり、このRENTAL 819の好調ぶりを見ると、この時代のレンタルビジネスの勢いを感じますよね。

今や、車やブランド品、家電製品など、ありとあらゆるものにおいて、レンタルやシェアというビジネスの形態が人気を集めています。

しかも、最近はただ単にレンタルするだけでなく、定額の会員制を敷いて、月に何度借りても、どの商品を借りてもOKというようなサービスも出てきています。

その最も有名なのはツタヤディスカスで、すなわち、これまでDVD1本あたり○○円だったレンタル料を月額制にして、会員の囲い込みをするというビジネスモデル株式会社CCCは作ったわけですね。

そして、このビジネスモデルが、今ではブランド品レンタルのORB(オーブ)などでも取り入れられ、今後他の業界でもさらに広がっていくのではないかと思います。

このように、最近は所有からレンタルやシェアへと、消費者のマインドが変化してきています。

そのマインドの変化をこの不景気が後押ししているのは事実ですが、この消費者のマインドは、景気が回復したからといって元に戻るものではないと私は思います。

そういう意味でも、こうしたレンタルやシェアというサービスは、この不景気の時代だけのものではありませんので、皆さんのビジネスにおいても、こうした消費者のマインドの変化に上手く対応したビジネスモデルを模索してみてはいかがでしょうか。

消費者は、自らのライフスタイルを確立し賢くなる一方ですから、私たち企業もその変化に置いていかれないようにしたいですね。




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