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不況を見方につける、「無料」や「無人」というキーワード!!

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昨今のこの経済不況により、世のサラリーマンたちの懐も不景気になりつつある今日この頃、巷ではサラリーマンに喜ばれるカフェが登場してきています。

その1つが、播磨屋ステーションというドリンクとおかきが無料のフリーカフェ。

マーケティングの品格-播磨屋ステーション

この播磨屋ステーションは全国に数か所あるのですが、そのうちの1つが今年5月、虎ノ門のビジネス街の一等地にオープンし、かなりの人気を集めているのです。

ちなみに、こちらの虎ノ門のフリーカフェは、座席が114席もあるのですが、平日の午後には満席となり、1日平均1,000人強が利用するそうですから、その人気ぶりはかなりのものですよね。

そもそもこのフリーカフェは、播磨屋本店阿野拓夫社長が、「10〜30代の比較的若い人たちに、日本の伝統食品であるおかきやおせんべいの魅力をPRするとともに、同社の地球環境問題への取り組みについて知ってもらいたい」ということで出店したそうなんですが、8種類のおかきと自家焙煎豆をその場でひいた本格的なコーヒーやオレンジジュース、ほうじ茶などを座って楽しみながら試食できるとあって、すっかりサラリーマンなどの憩いの場になっているのです。

そして、この虎ノ門のお店では、来店客のおよそ6割、つまり1日500〜600人のお客さんが、“食べたら美味しかったから、会社の女の子に配るよ!”とか、“さすがにタダじゃ申し訳ない”なんていう理由で商品を買っていくんだそうです。

とはいえ、何せドリンクもおかきも無料ですから、いくら来店客の6割のお客さんに買ってもらったとしても、コストのもとをとるのは容易ではありません。

それでは、このフリーカフェは、どのようにして成り立っているのでしょうか。

それを考えると、実はこのフリーカフェ単体だけでは、何の収益にもならないことに皆さんもお気づきですよね。

それはものはずです。

だって、無料なんですからね。

では、このフリーカフェは何のためにあるのかを考えると、それはこの播磨屋自体の広告・宣伝のためにあるわけですね。

どういうことかというと、まずこのフリーカフェはドリンクもおかきも無料ということで、当然ながら人々の間で話題になりますよね。

するとどうなるかというと、「この不況下で、タダで飲み食いできるカフェ!」ということで、マスコミがこぞって取り上げるわけです。

そうなると、今度はそのマスコミの報道を見た人たちが、フリーカフェに来店したり、本社に問い合わせをしてきたり、あるいは、ホームページを見に行ったりしますよね。

そして、フリーカフェに来店したお客さんは、店頭でおかきを試食して、その6割が商品を購入します。

また、ホームページを見に行ったお客さんは、初めてのお客さんに限っては全9種類のおかきが入った無料のお試しセットを注文できるようになっており、そのお試しセットを食べて美味しいと思ったお客さんは、店頭に買いに来たり、ホームページ上から通販で購入するというような流れになっているわけです。

ちなみに、このホームページからの通販は、通常1日の注文量が200〜300セットなのが、メディアでフリーカフェが紹介されると、その翌日には注文量が3〜5倍に跳ね上がるらしいですから、マスコミの宣伝効果の大きさが分かりますよね。

このように、播磨屋では、このフリーカフェを会社の広告塔として、上手に活用しているというわけですね。

だから、フリーカフェ単体で採算が合わなくても良いのです。

一方、ところ変わって大阪では、これまたちょっと違うカフェが人気を集めています。

それは、大阪のビジネス街で飲料や食品の自動販売機とテーブル・椅子だけを並べただけの無人カフェ、『オートマチックカフェ DRINK STATION』。

こちらのDRINK STATIONは、80円の缶コーヒーから200円程度のサンドイッチなどが販売されており、お客さんはそれらを買って、椅子に座ってゆっくり食べたり飲んだりするというものになっているわけですが、ネットカフェのような時間制課金も無いため、節約志向のビジネスマンや学生たちの間で人気を集めているのです。

そして、大阪駅前第3ビル地下のDRINK STATIONでは、約20席のテーブルと椅子が途切れなく埋まり、1日平均500人以上が利用するというのですから、こちらもフリーカフェにひけをとらない人気ぶりですよね。

しかも、こちらのDRINK STATIONは、無人カフェではあるものの、運営する株式会社ウエックスのスタッフが巡回をしたり、定期的に清掃を行っているため、「無人」という言葉から連想されるような荒涼感は全く無いということで、そういった部分も人気を集める要因になっているんだと思います。

ちなみに、こちらの無人カフェの運営には、当然ながら賃料がかかるわけですが、こうしたカフェ形式にすることで、ただ単に自動販売機を置いただけの時よりも売り上げが約3倍に伸びるらしく、採算は合うんだとか。

また、無人カフェというだけあって人件費を抑えられますから、普通にカフェを開いては採算が取れないような場所にも出店することができ、そういう面ではビルのオーナーさんからも喜ばれているんだそうです。

さらに、最近では分煙コーナーや無線LAN設備を兼ね備え、快適性や利便性も高まってきているということですから、今後もより一層人気が高まっていきそうですね。

このように、無料のカフェと無人のカフェを取り上げてみましたが、この不況の中で、「無料」や「無人」というのは、ひと際ピックアップされるキーワードかと思います。

それ故、マスコミも取り上げますし、人々の注目も集まることもたしかでしょう。

しかし、今回取り上げたこの2つの事例は、決して不況下だから上手くいくという類のビジネスなのではなく、いつの時代にもお手本になるものです。

ですから、この不況の中で目先の利益のために、無料とか、値下げをするのではなく、きちんとした戦略に基づいて、冷静に行動することが大切だと思います。

そうしたきちんとした戦略のもとで、この不況下にメディアを上手く利用する方法や、不況下だからこそ注目される手法を考えてみると、思いもよらない成果が生み出されるのかもしれませんね。

皆さんも、人が集まるからくりを、よ〜く観察してみてください。

勝てるビジネスには、必ず勝てる理由がありますから。




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