『受験勉強専用ノート』に見る、研究開発の重要性とは!?

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本日1月17日、そして明日18日は、大学入試センター試験ですね。

受験生の皆さんは、この日のためにこれまで弛まぬ努力を続けてきたことと思います。

さて、そんな受験生の受験勉強に必須のアイテムの1つがノート。

以前私が受験生の頃は、好みはあるにせよどのノートも何ら遜色がありませんでしたが、最近は、様々な特徴あるノートが登場してきているというのです。

その1つが、オークス株式会社という会社が販売している『受験勉強専用ノート【i-can!】』。


マーケティングの品格-受験勉強専用ノート

“受験勉強専用”というネーミングもすごいですが、実はこのノート、科学的観点から作られた、優れもののノートなのです。

 

 

というのも、この受験勉強専用ノートは、オークスが、日本大学生産工学部財団法人日本色彩研究所と共同開発したもので、人間工学と大脳生理学に基づき、ノートの“色”と“香り”に特にこだわって作ったノートなんだそうです。

まず色ということでは、ページの色に使われている色は、全て「イエローグリーン」。

これは、このイエローグリーンという色に、集中力を持続する効果があるからだそうで、オークスが、人間の集中力を保つには何色が良いのかを、色を変えながら何度も実験を繰り返した末の成果なんだとか。

一方、香りということでは、「レモンの香り」をマイクロカプセルに閉じ込めて、ノートの表紙裏に印刷しており、この部分を擦るとレモンの香りが漂うという驚きの仕掛けが。

なんでも、このレモンには、脳の活性化を促す作用があるそうで、レモンの香りによって脳を活性化し、そして、イエローグリーンという色彩により、その集中力を持続させるというのが、この受験勉強専用ノートの秘密なのです。

売れ行きも順調で、昨年10月の発売から2ヶ月で2000冊以上という大ヒット。

それはそうでうよね、どうせ同じ勉強をするなら、受験生も科学的に効果が高いものを選ぶのは当然のことだと思います。

そして、もう1つ紹介するのが、コクヨS&T株式会社が発売した『ドット入り罫線シリーズ』。

こちらは、『東大合格生のノートは必ず美しい』の著者である太田あやさんが監修したもので、罫線の間に等間隔でドットが打たれ、このドットにより、“美しく書く”ことをサポートするというものになっています。

太田さんによれば、東大生のノートには、書き出しをそろえる、図表を挿入する、プリントを貼るなどの特徴があるらしく、このドット入り罫線シリーズは、それらをやりやすい仕様になっているそうです。

その他にも、キングジムゼブラがコラボで作った、クリアーファイルにチェックペンとチェックシートをセットにした『チェッククリアーファイル』が先月発売されるなど、この受験勉強をサポートするグッズは、にわかに注目され始めているのです。

それにしても、これらの商品を見ていて感じるのは、開発に相当力を入れているなということです。

とことん研究を重ねてから、商品を世に出す。

これは、時間も労力もお金も使うわけですから、当然大変なのですが、ここをしっかり行うことで、それ自体がその商品の大きな特徴となり、他社には真似できない大きな強みとなるのです。

しかも、この受験勉強専用ノートやドット入り罫線シリーズのように、研究時に研究者や専門家も巻き込むというのは、後々大きな効果を生むことが多いです。

やはり、彼らの客観的意見は、一般人のそれとは説得力や影響力が違いますからね。

そうやって研究を重ねて商品を開発した結果、それが世の中のニーズとマッチングすれば、爆発的にヒットをする。

やはり、ヒット商品は一夜にして生まれるものではなく、売れるための様々な裏付けがあって売れるものと言えるのではないかと思います。

ちなみに、体力のある会社であればあるほど、この研究開発に相当ウエイトをかけた方が良いと思います。

極端な話、ビジネスを立ちあげて、ようやく3年目ぐらいから利益が出るぐらいに。

なぜなら、体力のない会社や新興の会社は、絶対にそういうことはできませんから、それ自体が参入障壁となり、市場でとても有利なポジションを築くことができるんですね。

というように、研究や開発をどう捉えるかで長期的な利益は全く別物になってきます。

経済状況が厳しい今、目先の利益に目が行く企業が多いですが、将来の成長のためにはどこに投資をすべきなのか、それを見極める目が経営者には強く求められている時代なのではないかと思います。

ぜひ、皆さんの会社においても、そういうところに注意しながら、将来の成長のための投資をしてみてください。

この難局をどう乗り越えるかで、未来が大きく変わることは確実だと思います。

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