エステの敵はホームエステ!?マーケットをコントロールして、顧客を呼び込む戦略に迫る!!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【人気ブログランキング参加中】

マーケティング・経営ブログ 第69位(1/9現在)

         

応援クリックよろしくお願い致します

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

世の中の女性にとって、美は永遠のテーマ。



もっときれいになりたい、もっと可愛らしくなりたいという彼女たちの欲には、男性の私は感心してしまうほどです。



それゆえ、世の女性たちは化粧品にお金をかけたり、エステに行ったりするわけですが、このエステが、最近様変わりしているというのです。



一般的にエステというと、1回行けば数万円のお金がかかり、しかも1度ではなく、定期的に通い続けなければ効果が少ないと言われています。



しかし、一般の人が定期的に通うというのは現実的には難しいもので、結構ハードルが高いものになっているのも事実だと思います。



それに加えて、この経済危機によって、消費者の財布の紐はきつくなる一方。



「きれいになりたいのに、なかなかエステには行けない」、それが世の女性たちの素直な声なのではないかと思います。



こうした女性たちの悩みを解決すべく登場したのが、ホームエステ。



このホームエステとはどのようなものなのかというと、家庭用に市販されている美容器具や化粧品を使い、エステサロンで受けられるようなケアを、自宅で行うというものなのです。



つまり、温かい蒸気を顔に当てて保湿をする「スチーマー」や、微弱電流でイオン化した成分を肌の奥に浸透させる「イオン導入」という美顔器など、いくつかの美容機器を使って、自宅で自分でお肌のケアをするわけですね。

マーケティングの品格-ナイトスチーマー ナノケア

こうした商品は、実は最近になって出てきたというわけではなくて、以前から発売されており、主に中高年の女性の間で使われていたそうです。



それが今では、20代〜30代の女性の間で人気を集め、ヤマダ電機などの家電量販店でも、昨秋からホームエステ商品の売り場を拡大するほどの人気になっているのです。



やはり、女性たちの感覚としては、本物のエステに通い続けることは現実的には難しいため、エステ1回分のお金で繰り返し使える美顔器を買い、毎日継続してケアした方が良いということなんだと思います。



しかも、最近の美顔器は数年前のものと比較すると、かなり進化していて、エステティシャンのテクニックいらずとも言われるぐらいですから、女性の中でのそうした感覚は、ますます強くなってきていることでしょう。



そうした機器の進化もあり、この消費全体が落ち込んでいる中で、こうしたスチーマー関連商品の出荷台数は、前年に比べ130%もの伸びを記録しているんだとか。



やはり、女性たちの美に対する意識の高さは、不況下でも変わらないものだということがよく分かりますね(笑)



まあそれはいいとして、このホームエステの台頭からどのようなことが読み取れるでしょうか。



それは、このホームエステの台頭は、本物のエステのマーケットがごっそり移動し始めた結果であるということなんですね。



つまり、本物のエステもホームエステも、「きれいになりたいと願う女性」というターゲットと彼女たちのニーズは変わらないのですが、ホームエステというものの質が高まってきたことで、マーケットが本物のエステからホームエステへ、ごっそりと移動し始めているわけです。



ホームエステ関連商品を製造している企業が、どこまでその辺りを考えているのかは分かりませんが、こうしたことは、他のビジネスでもしばしば起こり得ることだと思います。



そして、本物のエステからホームエステへ、あるいは、車のダウンサイジングのように、上から下へというものが目立ちがちですが、逆にレベルを上げるということも十分できるはずです。



変わらぬニーズを持つターゲットをどうコントロールして、自社の商品やサービスに移動させてくるか。



消費低迷とはいえ、消費者のニーズが無くなるわけではありませんから、こういったところを考えながら、商品やサービス、ビジネスモデルを組み立ててみるのも1つの方法なのではないかと思います。



さて、こうして人気を集めつつあるホームエステですが、今度は本物のエステがどのように対抗していくのかも見ものですね。



やはり、こういう競争によって、商品やサービス、ビジネスモデルは磨かれていくものですから、消費者により良いサービス作りのために切磋琢磨してほしいものです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

にほんブログ村ランキング参加中】 

経営ブログ 第68位(1/9現在)

広告・マーケティングブログ 第6位(1/9現在)

にほんブログ村 経営ブログへ      

応援クリックよろしくお願い致します

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇