ディズニーランドに見る継続的変革力

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先月4月15日で、開業25周年を迎えた東京ディズニーランド

東京ディズニーランドといえば、1度は行ったことがあるという人がほとんどではないでしょうか。

何せ、東京ディズニーランド東京ディズニーシー の来場者数は、何と延べ4億3,000万人というとてつもない数字で、日本人4人に1人を毎年動員するというとてつもない集客力を誇っていますからね。

東京ディズニーランド

そんなテーマパーク の王様とも言えるディズニーランドなんですが、最近、新しい形を模索しつつあるのです。

それはなぜかというと、近年の少子化 や娯楽の多様化によって、さすがのディズニーランドといえども、あぐらをかいてはいられない状況になってきたからなのです。

そのため、ディズニーランドでも、その壁を乗り越えるための仕掛けを模索しているというわけです。

では、どのような仕掛けを考えているのかということですが、まずは、滞在型リゾートへの脱却を図り、客単価 を上げるということですね。

これはどういうことかといういと、まずディズニーランドの入場者の年齢構成と入場スタイルが変わってきているんです。

この10年で18歳〜39歳の入場者は10%減少し、逆に40歳以上や11歳以下の入場者が増えてきました。

この数値が何を物語っているかといえば、カップルや友人同士の来場が減り、家族連れでの来場者が増加したということなのです。

そのため、7月に開業する直営の『東京ディズニーランドホテル 』では、家族3、4人で宿泊できる部屋を増やして、そのホテルに滞在させて、数日がかりで楽しんでもらうということを考えているわけです。

滞在日数が増えれば、当然客単価も上がりますしね。

また一方では、また別な仕掛けもあります。

それは、今年10月1日に開業予定の『シルク・ドゥ・ソレイユ 』。

この『シルク・ドゥ・ソレイユ』は、ディズニーとは無縁のサーカス集団なのですが、ディズニーランド内に劇場を建設し、そこで上演することで、ディズニーランドに新たなアトラクション ではなく、新たなエンターテイメント を作り出そうとしているわけです。

そして更なる仕掛けは、舞浜 以外の土地への進出です。

ディズニーといえば、舞浜というイメージが既に定着していますが、今後2010年以降、首都圏以外に屋内型テーマパークを建設し、顧客を全国に広げるという戦略も考えているらしいのです。

そして、すでに大阪や福岡などが、誘致合戦を繰り広げているんだとか。

たしかに、九州から舞浜に行くのはなかなか大変でしょうし、福岡や大阪など西日本にディズニーのテーマパークができれば、大きな集客が見込めるのは間違いないでしょう。

こんなに経営的に順調で安定していると思われるディズニーランドでさえ、ざっと挙げただけでも、これだけ大きな新しい仕掛けを考えています。

勝ち組企業のこうした動きから見えてくることは、年齢構成やインターネットの普及など、世の中が目まぐるしく変わる現代においては、これまで以上に先を見据えて、上手くいっている時に次の一手を打っておくということが、ますます必要になってきているということです。

特に、年齢構成の変化とインターネットの普及ということだけで考えれば、かなり多くの業界でこれらの対応が必要でしょう。

ですから、上手くいっている時に次の一手を打ち、経営の軸を少しずつずらしながら、新たな事業軸を作っていくということが、経営者には求められるわけです。

最近出会った経営者で、こうした変化に上手く対応している方がおりましたので、最後にご紹介したいと思います。

それは、株式会社ナカムラの中村貴男社長です。

もともと、ナカムラさんは菓子問屋だったのですが、少子化や大手の寡占化 によって、非常に厳しい状況にありました。

そんな中、お父様の後を継ぎ社長に就任した中村社長は、『まいあめ工房 』というWEBサイト を作り、新しいビジネスモデル と新しい顧客層を作り上げました。

お菓子の業界にも拘わらず、『まいあめ工房』のお客様は8割が法人だそうです。

そして、飴をお菓子ではなく、広告媒体にしてしまったのです。

つまり、お菓子屋さんがお菓子で儲けるのではなく、広告で儲けるというビジネスモデル作ってしまったわけですね。

詳しくは、『まいあめ工房』のWEBサイトをご覧になっていただければと思いますが、非常に素晴らしい変革を遂げられた企業だと思います。

いかなる業界においても、いかなる企業においても、次の一手を打ち続けなければ、継続的な発展はできません。

このディズニーランドやまいあめ工房の事例を参考にしながら、今のうちに、頭の中で将来の戦略を十分に練ってみてはいかがでしょうか。

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