どんなモノにもファーストクラスを！
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今年のゴールデンウィークは飛び石連休の影響もあってか、JRの利用者数が5年ぶりに減少したらしいですが、そんな中、JR東日本では2010年度末に、東北新幹線に『スーパーグリーン車』を導入するのをご存知でしたでしょうか。
この『スーパーグリーン車』は、東北新幹線が2010年度末に、新青森駅まで延伸するのに合わせて、航空会社に対抗するために導入するようなんですが、この『スーパーグリーン車』、一体どんな座席なのでしょうか。
現在、JR東日本が発表している情報によれば、従来のグリーン車よりも座席幅を広げ、軽食などのサービスを付けるほか、1両当たりの席数も従来のグリーン車の半分以下に抑えてゆとりを持たせたり、さらには、電動リクライニングシートや電動フットレスト、読書灯なども装備して、旅客機のファーストクラス並みのシートにするんだとか。
しかも、この『スーパーグリーン車』は、先頭車両の部分に設けて、普通席やグリーン車の乗客が横切ることが無いようにしたり、専任のアテンダントをつけたりするほどのサービスの徹底ぶりなのです。
それにしても、こうして考えると、新幹線に今までこうしたプレミアムシートが無かったのが不思議な感じもしますよね。
飛行機のエコノミー、ビジネス、“ファースト”、ホテルのスタンダード、スイート、“ロイヤルスイート”というように、飛行機やホテルには、最高のサービスを提供するランクがあります。
おそらくですが、飛行機でファーストクラスを利用するお客様は、ホテルでは、ロイヤルスイートを利用する可能性が高いでしょう。
そして、それは同様に、新幹線では『スーパーグリーン車』を利用する可能性が高いはずです。
このように、こうしたプレミアムランクのサービスへのニーズは、無いわけがありません。
しかも、今の時代はプレムアムや富裕層ビジネスがブームのようになっている時代でもありますしね。
こうして分かるように、この新幹線をはじめ、最上級のランクを用意していないモノやサービスは、ぜひそういうランクを設けた方が良いのではないかと思います。
もちろん、そういう最高級のサービスを用意したり、それを利用するであろう富裕層の方とリレーションを深めていく仕組みを事前に作ることは大変ではありますが、長い目で見れば、自社にとってプラスになることは間違い無いでしょう。
現在は、様々な業界で飽和状態となってきていますが、こうしてまた新たな価値を作れば、新たなマーケットは開かれるものです。
この新幹線の『スーパーグリーン車』を参考にして、皆様のビジネスにおいても、新たな価値と顧客の創造ができないか考えてみてはいかがでしょうか。
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