関連商品で本業を強化する

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鎌倉 のお土産として有名な「鳩サブレー 」。


鳩サブレー

食べたことが無くても、誰もが一度ぐらいは聞いたことがありますよね。




それぐらい有名な鎌倉土産「鳩サブレー」ですが、実は、サブレー以外にもいろいろな関連商品を販売しているのを、皆さんご存知でしたでしょうか。




この「鳩サブレー」を作っているのは豊島屋 という会社なんですが、この豊島屋は、これまでも一風変わった商品作りをしてきました。




というのも、豊島屋は、本業ではサブレーを作っているのですが、それ以外に、鳩サブレーの形をしたストラップ である「鳩三郎」や、ボールペンの上に鳩形の車が付いていて、外してチョロQのように走らせて遊べる「鳩カー」、柄に鳩が付いている「鳩傘」など、様々な関連商品を開発・販売してきているのです。




そして、最近では2007年12月に、鳩サブレー型の消しゴム、「鳩けし」を新たに発売しました。




このように豊島屋は、本業のサブレーの他に様々な関連商品を販売してきているんです。




そもそも、この豊島屋の本業である鳩サブレーというのは、お土産の時にしか買ってもらえませんよね。




つまり、お客さんが鎌倉に行かない限り、なかなか買ってもらうチャンスは無いわけです。




しかし、こうした関連グッズならばどうでしょうか。




関連グッズであれば、実際に鎌倉に行ったときはもちろんですが、それ以外の時にも、買ってもらうチャンスは多々ありますよね。




このように、消費者に対して、本業以外で販売機会を作ったり、本業以外で関わりを持たせるというのは、実は、非常におもしろく、且つ、有効な戦略なのです。




しかも、扱ってる関連商品が、ストラップやボールペン、傘、消しゴム等、日常的に使うことが多い商品ですから、持っている方としては、だんだんと愛着も湧いてきますよね。




するとどうなるかといえば、そのお客さんが次に鎌倉に行ったときには、数多くあるお土産の中から、鳩サブレーを選んでくれるということが起ってくるわけです。




現在、この関連グッズは本店以外では販売していないようなんですが、これを本店だけでなく、他の店舗、あるいは、ネット 販売でも販売するようになれば、さらに経営が拡大するのではないかと思います。




このように、別な商品・関連商品により、自社のメイン 商品を更に強くするという戦略は、関連商品そのものの売上も見込めますが、それよりもメイン商品の見込み客フォロー や、リピーター フォローの大きな力となります。




皆さんも、自社のビジネスにおいて、本業以外の商品やサービスが、本業強化に結び付かないかどうか、振り返ってみてはいかがでしょうか。




様々な商品の相乗効果で、更なる経営の拡大が見込めるかもしれませんよ。

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