バロークス

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毎年恒例となりましたが、先月、ボジョレー・ヌーヴォーが解禁されましたね。




今日はワインに関するお話をしてみたいと思いますが、現在、巷で缶入りの『バロークス』というワインが人気を集めているのを皆様はご存知でしょうか?







「ワインが缶に!?」ということで、驚かれた方も多いと思うんですが、それもそのはず、これはオーストラリアバロークス社が、世界で初めて開発した独自の技術なのです。




これまでも、ワインを缶に入れて販売しようという試みは数多くされてきたそうなんですが、長期間の品質維持ができず、どの企業も上手い方法が見つからなかったんだとか。




それを、このバロークス社では、VINSAFEという製造技術を使って実現し、これまでに、オーストラリア・ニュージーランド日本南アフリカシンガポールの5ヶ国で缶ワイン製造に関わる一連の特許を取得し、今後もアメリカEUをはじめとする各国での国際特許取得を予定しているんだそうです。




これまでは、ワインと言えばボトルが当たり前の世界でした。




ですから、お酒があまり強くない人や少しだけ飲みたい人、また、旅行の際などに持ち運びをしたい人には、どうにも買いづらいものでもあったわけです。




レストランなどに行っても、ボトルはいらないけど、グラスでいろんな種類のワインを試してみたいなんていう人って、結構多いですよね。




ワインは、このボトルというところに、様々な場面で制約があったわけで、本当にワイン好きという人は良いでしょうけど、お試し感覚ではなかなか買いづらかったのです。




その問題を、この『バロークス』は解決したわけですが、この缶入りになったということで、ワインも飲む人の層や飲まれ方も少しずつ変わってきそうですよね。




ワイン通以外へもワインを飲む層が増え、また、様々な場面でワインが飲まれることが多くなってくるかもしれません。




さて、この『バロークス』ですが、マーケティングの観点で見てみると、どのようなことが言えるでしょうか。




それは、サイズスタイルが変わることで、新たな付加価値が加わったり、マーケットが変わったりするということなんですね。




最近、ブームになっている“ヒトカラ”などはこの典型で、これまで複数人で利用するのが当たり前だったものを、“お一人様”という風にサイズを変更したことで、新たな付加価値が生まれたわけです。




こうしたサイズやスタイルの変化は、様々なものに応用できますし、それで上手くいっているビジネスも結構ありますから、それらを参考にしながら、自社のビジネスの新たな付加価値作りを考えてみると良いかもしれませんね。




余談ですが、このワイン、開発者の1人グレッグ・ストークスが、自宅のジャグジーでテレビを見ながらワインを飲んでいた時に、ワインボトルを倒して、あわや割れるという体験をし、その時とっさに、「なぜこの世に缶ワインというものがないのか?」と思ったのが、開発のきっかけだったんですって。




こういうところに、気づく感性を日頃から鍛えておくことも重要ですね〜。




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