トラベルカフェ

にほんブログ村ランキング参加中】


↓↓↓クリックお願いします↓↓↓





今日の日経朝刊にも載っていた「トラベルカフェ」、皆さんご存知ですか?



私はまだ行ったことはないのですが、以前からその存在は気になっていました。



今日の日経に載ったニュースは、ニチレイフーズが広告主となって、大型プロジェクターを使った商品展示や販売など、トラベルカフェ店舗内で飲料の販促活動を行うというニュース。



まあこれだけを聞いても、普通のカフェとは違うんだろうなぁと想像がつくかと思うんですが、このトラベルカフェは、広告手法を活用した店作りをしている、とても面白く、そして変わったカフェなのです。



その極みとも言えるのが、昨年12月東京汐留にオープンした、「アーキテクトカフェ」。



こちらのカフェは、何と350平方メートルという広い店内の中に、浴室、寝室、キッチンなどの小部屋があり、カフェ自体がショールームのような役割を果たしていて、更にそこで購入もできるんです。



アーキテクトカフェ汐留 Kitchen 写真1



しかも、その店内に置かれている家具などの商品を提供している企業の数は、今回のニチレイフーズのように1社単体ではなく、何と23社。



そして、当然その提携各社からは、スポンサー料として、1社年間2000万円にも上る、巨額の資金提供を受けているのです。



一見、「なぜそんなに巨額の資金提供をするの?」って思ってしまいますよね。



でも、そこにはカフェならではのメリットがあるんです。



例えば、このアーキテクトカフェでは、コーヒーを飲みながら、店内に置いてある家具を見たり、使ったりできるわけですが、そうした環境の中で、ある程度長い時間を過ごしていると、お客さんとしては、だんだんそこで生活をしている感覚になってくるらしいんですね。



これというのは、通常のショールームやホームページでは絶対に実現できないことですし、こうしてじっくり見られるからこそ、本当に自分の欲しい商品が見えてきたりもしますよね。



最近、住宅メーカーがモデルハウスで1泊の宿泊体験をしてもらうサービスを行っていますが、狙いや効果は、それと同じなわけです。



そんな空間の中で、商品を体感しながら友達とお茶を楽しんでいたら、当然「これ良いね」とか、「これだったら自分の家にすごく合う」とか、そんな話題になるのは自然なことだと思います。



このトラベルカフェでは、旅行をテーマにした喫茶店も運営していますが、その旅行をテーマにした店舗では、「ここ行ってみたいね!」とか、「次の連休には・・」なんていう話になるわけです。



こうした、複数の人たちがともに憩いの時間を共有するということは、カフェならではの強みですよね。



しかも、カフェは何時間居ても「売り込まれる心配が無い」わけですから、お客さんとしては、本当にリラックスしながら、じっくり商品を見たり、選んだりできる空間なのです。



これは、本当に大きいメリットだと思います。



やはり今の時代、お客さんは商品の購入の前に、インターネット等で、必ずと言って良いほど下調べをします。



では、なぜこの下調べをするのかと言えば、それは本当に自分にあった商品が欲しいとか、結局は、買い物で失敗したくないという思いがそこにはあるわけです。



そういう消費者心理を考えれば、こうしたリアルな場所で、リアルな商品を体感できるということは、非常に安心できますし、かつ、インターネットでは掴めない感覚や説得力を得ることができるんですね。



皆さんもご存じのように、これまでカフェというものは、いかに回転率を上げるかということが最重要課題でした。



なぜなら、コーヒー1杯の値段は、単価を上げるにも限度がありますから、どうしても安くして回転率を上げる方向に行かざるを得なかったわけです。



そのため、現代のカフェは、スタバドトールプロントに代表される、ああいった形になっていきました。



しかし、カフェを広告や情報提供の場と考えれば、なるべく滞在時間を増やしてもらい、訪問頻度を増やしてもらおうという方向になっていくんですね〜。



こうして見てきたように、トラベルカフェは、カフェが喫茶以外の収入の柱を作ったという意味で、これまでには無かった、全く新しいタイプのカフェと言えます。



そして何より、「人が集まる場所は、全て広告メディアになる可能性がある」ということと、「リアルな体験は、消費者に、ネットでは得ることができない購入判断材料を揃えてくれる」ということを、改めて感じさせてくれますよね。



広告、そして、ネットでできない体感、これを1度に実現できる空間作りをするというのは、なかなか思い付くものでは無いと思いますが、カフェ以外でも作れるビジネスモデルだと思いますので、いろいろ想像を膨らませてみると楽しいかもしれませんね。



私も、このトラベルカフェには、近いうちにぜひ足を運びたいと思います。



皆さんの中にも、行かれた方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ感想を教えてくださいね〜(@^^)/~~~



ブログランキング参加中】


↓↓↓クリックお願いします↓↓↓