救援物資

先日、能登半島地震が発生し、現地では、甚大な被害が出ました


 


こうした災害の時には、各地からボランティアに訪れる人がいたり、救援物資を送ったりしますよね


 


そんな中、2004年10月に発生した新潟県中越地震で被害を受けた長岡市は、2006年11月、「今後、災害時には原則として、一般からの救援物資を受け付けない方針」を、防災計画に明記することを決めたんですって


 


「え〜、何で?」って思いますが、その答えはこの写真にあります。


 


古着などの「救援物資」が倉庫内に山積みされたままだった長岡市内の倉庫


 


これ、なんだと思いますか?


 


実は、中越地震の時に長岡市に届けられた救援物資が、そのまま倉庫でゴミの山になっている様子なんです


 


なぜ、せっかく善意で送ったものが、こんな風になっているのか反発がきそうですが、以下の理由を聞くと納得できます


 


そもそも、この中越地震の時に、各地から届けられた救援物資の料は、何と10トントラック450台分、4万7000件にも上ったそうです


 


ただ、どうでしょうか?


 


この4万という数の物資を、あの地震直後の混乱時に、仕分けて、選り分けて、必要なところに届けるというのは、実質不可能なのです


 


ですから、人々のせっかくの善意ですが、仕方なく、こうした結果になってしまっているわけです。


 


こうした被害地の思いは一緒のようで、今年の1月には、鳥取県も同様の文言を計画書に盛り込んだんですって。


 


まあ、それだけ送るほうの思惑と、受け手の印象は違うんですね


 


これって、企業においても同じですよね。


 


企業が、顧客に対して行っている行為、善意を持って行っている行為でさえ、もしかしたら、顧客は迷惑に受け取っているかもしれません


 


本当に、自分たちの行動が、顧客を向いているのか、顧客が不満足になっていないのかを、常に見つめ続けることが重要であるということを、改めて感じさせてくれますよね


 


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