就職活動

今春の大卒就職希望者の就職内定率が、厚生労働省文部科学省の調査で、最高になったそうですね


 


景気回復に加え、団塊の世代の大量退職もあり、完全な学生優位の売り手市場になっています。


 


そんな日本とは対照的に、中国では、大卒の3割が就職できないんですって


 


中国といえば、目覚しい経済成長を遂げている最中で、人材はどんどん必要なのではと思ってしまいますが、現状は違うんですね〜


 


その原因はというと、企業改革に伴う失業者の増加や、農村部から職を求めて都市部に流入する求職者なんです。


 


そんな新規求職者の数は、都市部で2400万人にも上るというんですから、びっくりしてしまいますよね


 


大卒求職者でいっても、日本はおよそ40〜50万人ぐらいでしょうけど、中国の大卒求職者は600万人と、もう桁違い


 


日本の高度経済成長期バブル期がどのような状況だったのか、その時代を経験していない私は良く分かりませんが、中国の経済成長の影には、こういう部分もあるんだなと感じました。


 


企業改革、経済成長、地域格差によってもたらされた、就職難、そして、世界的に問題になっている環境汚染


 


経済成長をしてく上では仕方の無いプロセスなのかもしれませんが、中国も、まだまだ課題山積みだなぁと改めて感じさせられました。


 


私たち日本は、これまでのような技術的なノウハウの提供だけでなく、先進国という立場から、こうした課題に対するノウハウの提供を、もっとしていけたら良いのになぁ・・・なんて思いますね


 


何せ、日本も今や中国抜きではやっていけませんから