流山おおたかの森S・C

百貨店が、あらたな形で出店攻勢を仕掛けているようですね


 


百貨店のこれまでの出店場所といえば、首都圏のターミナル駅付近がほとんどでした。


 


しかし近年、郊外に大型SCがすごい勢いで出店するという流れが訪れ、百貨店は同業の百貨店だけでなく、この大型SCもライバルとして、注視しなければならない時代になりました


 


かといって、郊外にそのまま百貨店が出店していっても、なかなか勝つのは難しいんですね〜


 


なぜなら、食料品や衣料品等は、イトーヨーカドー等に、価格の面で勝ち目が無いからです


 


それでは、どうする


 


というところで、今回のテーマです


 


百貨店に入っている店舗の中で強いのは、何と言っても、化粧品売り場や『デパ地下』ですよね


 


この強みを活かして、この化粧品売り場や『デパ地下』だけを、郊外に建設が進む大型SCの中に出店しようと考えたわけです


 


その例として、本日3月12日グランドオープンを迎えた『流山おおたかの森S・C』の高島屋や、3月15日にオープンする『ららぽーと横浜』の大丸なんかが上げられます。


 


流山おおたかの森S・Cの高島屋は、デパ地下の「タカシマヤフードメゾン」だけを出店していますし、ららぽーと横浜の大丸もデパ地下を出店するんですって


 


百貨店の化粧品売り場や、デパ地下は、すでにそれ自体がブランド化されていますから、この単体だけで出店していっても、勝てるんでしょうね


 


ちなみに、こうした百貨店の出店戦略は、アメリカではもう50〜100店舗程にまで広がり、当たり前になっているそうです。


 


日本でも、これからますますこの動きは加速するでしょう


 


都市部の百貨店でしか味わえなかった楽しみが、日本中いたるところで体験できる日も、そう遠くはなさそうですね