ポストキューブ
最近、首都圏の駅構内で、「ポストキューブ」というロッカーを多く見かけますね。
これは、株式会社エックス・キューブと日本郵政公社が提携して行っているサービスで、ゆうパックの配送先や再配送先を、全国の主要駅やスーパー、空港などに指定することができるというものです。
このサービス、どのようなメリットがあるのでしょうか
まず、宅配業社の観点から見てみましょう。
現在、宅配業社では配達時の不在率が6〜7割で、再配達に平均2〜3回行かなければならないという現実に、頭を悩ませているらしいです。
まして、路上駐車もかなり厳しくなってきましたし、人件費をかけて、何度も配達に伺うのは、コストの無駄以外の何ものでもありませんよね。
一方、受取人の立場ではどうでしょうか。
このポストキューブがあれば、自分の好きな場所に、好きな時間に取りに行ける訳ですから、大変便利ですよね。
そして何より、現在はインターネット上での商取引が多くなっています。
それで、その配達方法はというと、ほとんどと言って良いほど宅配便ですよね。
今後、そのインターネット上の商取引は、増える一方でしょうから、自然と個々人が宅配便を使う数は、増えていくはずなんです
そう考えると、これからの時代、このポストキューブのようなサービスの需要はますます増えていくことが予想されますね
このポストキューブは、上手い所に目を付けたビジネスモデルですね。
こうしたインターネットのように、何かが爆発的に普及してきた時に、それに関連するビジネスというのは、必ずたくさんあるはずです。
渦中のヒットビジネス、ヒット商品だけに目を向けるのではなく、それに付随したビジネスに、いかに気づき、発展させていくか。
ここに着目するのもおもしろそうですね