知識集約型社会

「自分は、4年前の就任当初から自由を掲げてきた。ときには理解を得られず、厳しい意見もあったが、物事を強いても日本サッカーはこれ以上伸びない。自分で考えない限り、選手の進歩はない。」



これは、サッカー日本代表監督、ジーコの言葉です



こうして、ジーコ監督は選手にピッチ上で、自分たちで考える事を言い続けてきたんですね。



そして、考えられる選手たちが育って、今、W杯に挑もうとしています。



ジーコ監督が言っていることは、ビジネスでも一緒だと思いますね。



今、ビジネスの世界でも、盛んに考えられる人材が求められています。



労働集約型社会から、「知識集約型社会」へ、時代は変わってきました。



これにより、クリエイティブな仕事の重要度が、高くなってきています。



しかし、こういう時代になっても、イエスマン=優秀な人材、素直な人材と、取り違えている経営者は多いですね〜



ただ、「やらせる仕組み」のもとに成り立っている会社の従業員には、やっぱりやらされ感しかないのです。



やはり、経営者がすべきことは、利益を上げる仕組みを作ることです。



そして、社員はまずはその設計されたプロセスを全うすることが大切になってきます。



その全うしたことを適切に、正当に評価されれば、社員は、さらに自分の仕事の質を高めていくのです。



それも、自然に



そこには、決してやらされ感などありません。



あるのは、自分の仕事に対するプライドです



そうやって、社内がそういう人たちの集まりになっていけば、かなり強い現場力が生まれるのではないでしょうか。



そういう組織の従業員は、当然モチベーションも高いです。



逆に、やらせる仕組みを作る経営者は、往々にして、社員のモチベーションをどうやって上げていくかに、試行錯誤しています。



しかし、モチベーションを上げさせようとすること自体、ナンセンスなことだと、私は思います。



このように、ジーコジャパンの組織作りは、企業の組織作りに、通ずるものがありますよね。



ジーコジャパンのW杯での、活躍を期待しましょう